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カナダ最古の山岳小屋「アボットハット」の撤去が決定

カナダで最も歴史ある山岳避難小屋が、気候変動による斜面侵食と氷河後退の影響により解体され撤去されるとパークスカナダは木曜日に発表しました。アボットハットと呼ばれるこの避難小屋は、この夏の高温により114立方メートルの小屋を支える斜面が落下したことを受け、この春に撤去される事になりました。

パークスカナダは、2016年の秋に落石と侵食が発見されたという報告を受けて、山小屋を支える地盤評価を開始しました。斜面の安定化は2018年に600,000ドルで完了し、キャビンを支えるためにロックアンカーが追加されました。

しかし、2021年に行われた追加の地盤評価が完了し、山小屋を支える地盤に高レベルの斜面侵食と亀裂が発見されました。この調査により山小屋の保存に斜面安定化の努力はこれ以上実らないだろうと判断されました。

小屋が1922年に建てられたとき、その下の南東の斜面は恒久的な雪と氷で覆われていました。しかし、雪と氷が後退し、小屋の下の急な斜面が露出し、浸食みられたのは2016年です。

小屋の大部分を撤去する努力がなされますが、その不安定な状態は小屋を解体する労働者に安全上のリスクをもたらす可能性があることが指摘されました。石積みは主に石灰岩でできており、取り外すと破損する可能性があります。できるだけ多くの人工物を取り除くことであり、パークスカナダは、その場所に記念碑を置くことを検討しています。

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